詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
どいつもこいつも鈍すぎる頭ばっかで
遊び心なんてこれっぽっちも無くって
やたら数もあちこちと踊りまくる網で
今までの競り合いも覆す手も味わって
それこそ是が非でも突き進みたい道で
策を講じるも行く先は照らせずにいて
ずばり恋など射る矢も当てずっぽうで
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
新しい島の風景と相対して
変わり続ける宿命を背負って
棚からぼた餅と伝説も揶揄して
海へと向かい雲丹を捕獲して
俄かな熱い需要が心奪って
甘えた考えに固執し独占して
寝ないで眠れる獅子と豪語して
欺いて魅せた過去に今戻って
幼くも痛い性癖も回顧して
祭りに現れる狂気を見出して
古めかしい島の風情も相俟って
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
聖なる花は朝こそ咲く
冬芽から息吹を感じて 刻まれる葉の印も探す
飛ぶ鳥も落とす勢いで 夜空を滑る星の行方や
半月に宿る移り気すら 脈を打つ胸の高鳴りへ
駆け登る機運に乗れば 丘陵の傍で眠る道標も
文字を触られて目覚め 読み解かれる暗号こそ
聖なる花は傘をも抱く
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
彼女らは分岐点で立ちすくみ 表向きに決裂とせず離れゆく
浮き沈みのある波に流されず 誰しも羨む金字塔を築かせる
待てど暮らせど細い月は落ちこぼれて 夜空に要として宙の里程標は光を放つ
傷痕など癒すために新世界へ旅しよう 天で戯れる狼さえも吼えては駆けだす
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
果敢にも乗り組むは帆掛け船
悲しき心を見いだす風前の灯
飛来するは叫び声や円盤に箱
躍り狂う炎にまみれ渦巻く魂
空から舞い降りてく水鏡と光
海洋が荒ぶる爆音は不穏な矢
憤る怪物が飲みほす青雲の志
哀切な調べを聴くは砂浜と朝
煙と昇る幸運も贈り旅立つ影
共有するは傷む胸と満天の星
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
きみが決めた事にケチなんて付けないよ ただ淋しいなって思うのもウソじゃない
おれも耳を傾けているワケなんだけど なんだか惜しい気もしちゃうハズだって
きみへ伝えたい音はヤマほどあるってのに どれひとつ届けられないバカが世にいるのさ
おれの弱い心をも和らぐ温かなヨルを しっかり最終日にも贈られるも路傍の石ころに甘んじたクセめ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
にわか雨が夜を青くする 底しれぬ勢いで炎は揺れる
上ずった声で胸の内を叫ぶ 渇ききった口の中で遊ぶ
舌は転がり言の葉も吐く すこぶる抗う力が息づく
旅へ出ようと心に灯す 想いも募れば足を踏みならす
流れる星さえ恋など育む 降り注ぐ群れこそ色すらも丸ごと生む
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
壁を壊そうだとか 乗り越えようだなんて そんな無謀な話をうのみにしたって
きみにどんなメリットが有るっていうの 踊らされるのもいい加減になさい
闇にぽつんと残され 手探りで脱出を試みるも ずっと暗がりが立ち塞がるからって
そこで諦めてしまうにはまだ早い 意外なほど近くにドアは設置してある
押したり引いたりかき分けたり 思いつく限りの方法でも開かぬなら きっと向こう側の気まぐれな判断で鍵を掛けてんだ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
キャパシティを超えちゃえば プロフェッショナルもお手上げである
ファンタジーに巻き込もうと バックグラウンドは隠し通してやろう
ポテンシャルを見極めながら ドッペルゲンガーも演じて発表できる
スターダムにのし上がろうと フラストレイションは吐き出すだろう
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
空の下にだって風があって
風の下にだって波があって
波の下にだって海があってその下にも闇があるんだって
闇の下にもなんだかありそうで
おやすみなさいといたわられて
闇に眠るもむなしくって
空のまばゆい太陽光からもへだてられて
夢にまで見るのは宇宙のきらめきで