詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
腹ごしらえを済ませ 海原を見すえて計画も練る
仮装の舞台からは離れて 北上すれば浮き足だつ
進貢船なら小さく見え 幻想など反省し引き返す
試みて継続すれば夜も訪れ 旅路の心へ鳴り響く
南下し守りから攻めへ 気持ちも切り替えて臨む
普段着の客となり潜入で 羽音が大きい雲も飛ぶ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
ほろ酔いにつき夕焼けは薄荷もほおばってしまう
町工場の屋上で搔き鳴らす竪琴が儚げ
清酒による甘ったるい香りなど遠慮せず味わう
おれの人格ならば削り落とされ
きみは口癖を繰り返す 毒牙は空っぽの藁しべも狙う
すると寝台車の床を転がって
踊るは銀杯だろうか もしくは灰皿が底で舞う
どうすれば駄文をも整えられるかで
朝を心地よく迎えるかまでも占う
駅の改札を抜けても胸に宿る 夕焼けは薄荷もほおばって
おれの人格ならば削り落とされ笑う
きみは口癖を繰り返し 毒牙は空っぽの藁しべも裂け
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
幕よ上がれ
カラフルな幕よ上がれ
きみ達が逆風に立ち向かうころ
おれは思ったより素直かもと考えてる
だけどパズルを提案し続けたら
現れるかと期待する味方は知らんぷり
すっかり怒り心頭に発しまくる
とはいえ熟れかけの果実を持ち胸張ってやれ
おれが上ってく大まわりならせん階段に懸けろ
きみ達の到達点はちょうど頭上の位置にあり
追いかけて届くよう信じてシャウトする
それは新たなる舞台への道しるべだから
スペシャルな幕が上がる
幕が上がる
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
予定よりも前倒しで酔いながら
好きこのんで伸ばしてない 髭など剃って骨を休めよう
立ち読みと試聴で梯子すりゃ
昼めしをぺろしと平らげ 港へと足なんか向けてみる
浮上する遊び心までも乗っけて
道草とか食ったら引き返す 公園に通り掛かれば
台形のカンザシフウチョウが放つ声も受け取ってくれそう
聞き耳を立てながら祝杯は 桃色な紅茶で割って飲め
開場までは店内にて閑つぶし
意を決して列に並ぶと 誰かさんがスヌーピーもしょってる
入口で順番など待ったら見失う
同じ空間にて競わずに済む 観客という位置もありがたい
凄すぎちゃって悔しいとすら思えない気持ち
共鳴してほしいと望むきみから 贈り届けられるその演出が絶妙だ
海の彼方ではアオハライソヒヨドリも飛躍っぽい
伝説やらお伽噺だとかおれは夢想しがち 鬼の大王も加えるかどうしよっか
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
羽だから飛ぶ気だとは きみは策略で勝負したがる
立ち向かうのを避けられないならば思いっきりぶつかれ
仮分数ではとの自覚も秘めていた おさな心など振り返る歳末に
分子と分母とが等しくなるよう少しずつでも近づけたいと
頭でっかちに考えたり とある詩人に代弁させたりもして
滑走路の上空にて回ってくからすの群れをも味方につけたい
旋律まで不条理な夜も聴いた想いなど かたっぽあげる
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
特等席
好運が玩ぶ弱虫
雪の女王も凍りつく因縁
変幻自在な脳が
企む罠
妄想は膨らんで
虚構を築き上げる打算家
実や花束も乗せ
両天秤
持て余すは色恋
意地だとか張り過ぎな癖
憎み抗いたがる
綺麗事
裏返しな拘りめ
疑り深い性分が少し邪魔
弾道の逆向きな
くず星
冬の涙雨に濡れ
思考を巡らせ掲げる目標
偉人は狙わない
先駆者
重ねる試行錯誤
突如として始めだす物語
輪廻してく旅は
狂詩曲
鋭く要約すると
難問を出題し解かぬ活劇
謳うんだ未体験
閃け才
類い稀な集中力
宝庫と信じ抜き磨く野心
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
情ってのは割り切れなくって困りものだ
どうにも危なっかしくて手に負えやしない
それを頭に入れて扱わなきゃと考えてんのさ
だからこそ理をもって先など読んで策やら練れ
まっしぐらに突っ走っちまう点まで思い描ければ
ちりばめられた言の葉も探って拾う路が待っている
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
きみの傷痕をすっぽり包む絆創膏なんて無く踏んだり蹴ったり
にじみ出てくる膿や我慢できない痒みに囚われる身は悩み苦しむ
おれの胃袋を充たす丼の味わいに物足りなさも覚えながら眼鏡が曇る
痛む心のひだまで遮る雨宿りとは早めに廃棄したがる疾病も抱えっぱなし
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
売名だなんて上等じゃないか
だますのも突き抜ければカリスマになるものかと感心する
とあるぺてん師がでっちあげた業績と比べりゃかわいく思えちまう
おれは星の数ほども夢を大空へ描きまくって
そのナイトメアやメルヒェンのほとんどは没なわけ
ひと握りでも実現したら御の字なんだってば
きみならリストの全体像を読み取れるはず
いわば夜気もつんざくハイライトなど浴びながら
人波だろうと遊覧するまでだ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
大人しい印象までもたれ
気まぐれに書きなぐってみる
完璧な人間なんて遠く及ばないんだから
例えば新しい惑星を探し求めたり
宝の在処をえがく地図や鍵も尋ねるにしろ
話すよりも聞くほうが好きと自負しながら
上手かどうかについては疑問をいだきたがる
雨がそぼふる街となり