詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
かたつむり ならびに ななほしてんとう
じゃっぱじゃぱ うりゃわりゃうわりゃ
のぷるのぷら ぐにょ ろっぴちゅぴちゅ
ぬんぴょこっぺ ぎょあんそぎょあんせ
できゅきゅ しゅるしゅ れっぱさぼわん
もばなんまぼなん ぷかっぴかっぱちり
きみのなは らんらんらん ぜんとうよう
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誑かされた人の名前は 儚くも清らかに響き続けるものか
おれは自問する この考えを踏まえて おれの心が奮い立った
きみならば 感情のほとばしりを受け止めきれるか
あれほどの輝きがおれを包み込もうとは劇的すぎる
墨で染まる叢雲 でも星と 晴れやかに笑い合いたいな 雷が鳴っても楽しいな
おれならば 勇ましく遊びまくるなら口遊むのが勇敢なる歌なんだと豪語するぜ
それはそうときみにとっての
おれって最難関の存在に成り果てたのか
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海鳥が微かに騒いだりもして きみは湖のほとりにて物思いなどふける
島の群れへと向かって舟がまっすぐに進めば おぼろげな夢魔から脱するまでもがき続ける人生を
きみも送りながら山頂で足を休めては日向ぼっこで あちらこちらに咲きみだれる探究心が開花だったり
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当日券ばっかり入手したがって広告なども漁りむさぼる
せっせと波打ち際で拾い集める色とりどりなときめきの結晶を 鏡っぽい水玉の浮かぶ風船にやっぱり詰めて飛ばそう
気休めに鳴り響かせる鐘の音へ耳をすますよりずっと前から
びっしりと繁茂する草花や木で飾られた迷路の中心にて 青のまばらな空模様と隙間を縫って射しこむ光とが呼応する
箱庭でそびえ立つあの熱を帯びた牙城にも眠る宝物を夢みては
めいっぱい予約席という名の希望へ舵を切るとしよう きっと隣の椅子に座る美しくもがく人を待ってみようっと
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キリマンジャロの雪にまみれようとも
びくともしない野望を胸に秘め高らかに叫びまくってやろう
掛け替えならばプライスレスであろう砂粒のかけらだと
あがいたって届かない極地へと導かれて到達しうる心境だろう
電磁波の猛威を受け気味な操縦士と語らうオデッセイ
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はくはんって読むんだろうかと白飯とむきあう心がつぶやく
にわか雨に見舞われながらも急ぎ足で祭り会場に乗りこむ
ちょうど出番を迎えたばかりの人気者の背後へ回ってみる
きっと哀しみの帆を揚げるなら桃花から牡丹までの豊富な音色が咲きほころぶ
ちゃっかり去り際に集合写真を撮影するも正体は明かさず
ひょっとするとトンビがタカをうむって気づくのはタマゴやヒナより先の段階かもって思いを持つ
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きみが過ごす日々にとっての礎となりたい
そっと胸にしまい込んだ感情を時々だったら開け放とう
おれは散歩道にて揺れる木々の葉っぱの声へ耳を傾けながら
ありとあらゆる人々にとっての共通語とは何だろうと問いかけ
きみとの間に芽生えた恋心の幕とやらも早々と上げたがる
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軽すぎる袋なんか突風で舞い上がりやがれ
意中の人を待ち焦がれては暇とか退屈もしのぎ
春の陽気など浴びる防波堤にて二匹の小犬を連れた
老年の夫妻と思わしき歩行者にも出くわす
聞き流す選挙の声も背景に相対するぶっ壊すべき壁を
洗いざらい語り明かしとっとと冒険へ駆け抜け
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けして実らぬ想いですら抱えては 寝っ転がり仰ぎ見る港の青天井か
こんなに暖かくなって薄着しても 春が来たものか首をかしげる者で
ただ渦を巻きたがる群衆の波まで 割ってどういう意味だって青年が
お気に入りの果実にでも尋ねれば 鬼才と満天の星とが面と向かって
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一生を懸けて根に持つ宿命なんだと言い聞かせる
悔しさと恥ずかしさが混ざっても仕方なく思う
卑怯者どうしで連結したせいで生まれ育つ魂が叫ぶ
旅行記として報復あるいは恩返しの痕跡も刻む
劇による潮流は明らかに後者であると感謝状を渡す
特別な品も贈っては葛藤しながら飛躍すれば巣立つ
臆病な心をもひっくるめて愛し続ける理由まではっきり伝える