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旅人モドキ(左利き)の部屋  〜 新着順表示 〜


[215] #0215
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

果敢にも乗り組むは帆掛け船
悲しき心を見いだす風前の灯
飛来するは叫び声や円盤に箱
躍り狂う炎にまみれ渦巻く魂
空から舞い降りてく水鏡と光
海洋が荒ぶる爆音は不穏な矢
憤る怪物が飲みほす青雲の志
哀切な調べを聴くは砂浜と朝
煙と昇る幸運も贈り旅立つ影
共有するは傷む胸と満天の星

2014/04/14 (Mon)

[214] #0214
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彼女らは分岐点で立ちすくみ 表向きに決裂とせず離れゆく
浮き沈みのある波に流されず 誰しも羨む金字塔を築かせる
待てど暮らせど細い月は落ちこぼれて 夜空に要として宙の里程標は光を放つ
傷痕など癒すために新世界へ旅しよう 天で戯れる狼さえも吼えては駆けだす

2014/04/14 (Mon)

[213] #0213
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聖なる花は朝こそ咲く
冬芽から息吹を感じて 刻まれる葉の印も探す
飛ぶ鳥も落とす勢いで 夜空を滑る星の行方や
半月に宿る移り気すら 脈を打つ胸の高鳴りへ
駆け登る機運に乗れば 丘陵の傍で眠る道標も
文字を触られて目覚め 読み解かれる暗号こそ
聖なる花は傘をも抱く

2014/04/14 (Mon)

[212] #0212
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新しい島の風景と相対して
変わり続ける宿命を背負って
棚からぼた餅と伝説も揶揄して
海へと向かい雲丹を捕獲して
俄かな熱い需要が心奪って
甘えた考えに固執し独占して
寝ないで眠れる獅子と豪語して
欺いて魅せた過去に今戻って
幼くも痛い性癖も回顧して
祭りに現れる狂気を見出して
古めかしい島の風情も相俟って

2014/04/14 (Mon)

[211] #0211
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

どいつもこいつも鈍すぎる頭ばっかで
遊び心なんてこれっぽっちも無くって
やたら数もあちこちと踊りまくる網で
今までの競り合いも覆す手も味わって
それこそ是が非でも突き進みたい道で
策を講じるも行く先は照らせずにいて
ずばり恋など射る矢も当てずっぽうで

2014/04/14 (Mon)

[210] #0210
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白地図に色を塗りたくる
くるくるくる
頭をよぎる雑念など破る
ぶるぶるぶる
寒気が包む街を駆け巡る
ぐるぐるぐる
同じ路地で迷い身を削る
ずるずるずる
暴風雨に抗い心をえぐる
ぐるぐるぐる
妄想を求めて目もつぶる
ぶるぶるぶる
震える体を鼓舞しまくる
くるくるくる
先入観の封印を断ち切る

2014/01/31 (Fri)

[209] #0209
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だれが罷めても
きみと夕日が丘にて
待ち合わせの予約を しっかり果たすため
地面を踏みしめ歩く
きみが広場から去り 森へと向かう物語に
さえる寒さで震える
草原をさすらう昼の からす鳴く熱い交流
心は切なく涙にじむ
きみの摩天楼に漂う 病める不穏な苦笑い
ついばむ隔離も荒ぶ
時空のねじれに陥り らせん状に続く坂を
上れば桃源郷と惑う
きみは生き辛く感じ 頭痛へ粘り強く抗う
しばし夢を解き放つ
宇宙の声に耳を傾け 問いへの答えも探り
小舟にて夜を明かす
きみに宿る魂の叫び 徒に暴走する性すら
ただ塊を削り怠らぬ
類の無い旅は大冒険 もう圧倒され絶句も
青い花束を贈りうふ
きみを包む喜びやら 照れも展望台に残し
さあ塔を出る手はず
未練など遠くへ投げ つと汽車に飛び乗り
肩を組んではしゃぐ
ほっと一息ついたら 迷わず胸に顔を重ね
髪から零れる朝つゆ
きみは辞めるな

2014/01/31 (Fri)

[208] #0208
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シリウスが放つ光の鋭さはまるで
シリウスは夕日が丘に咲く一輪のすみれ
ひなげしの笑顔がほころぶ季節には
色褪せてしまうセピアな追憶となろうとも
シリウスは恋に胸焦がし燃えさかる炎
かぐわしい香りに包まれて独楽が首振り廻る
シリウスは相棒を求め歩いて遠吠えでも
泣き濡れた睛で獣道を先駈ける同志には届かず
けなげにも聞き耳立てるシリウスとは野火
シリウスは生き別れた手の温もりを再び熱望する
ただし優長には進めない険しい旅路となれど
無我夢中で突っ走るシリウスゆえ琴線も鳴らす青星

2014/01/31 (Fri)

[207] #0207
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蒸発して仕舞え
特定の秘密とやらを保護して
権力に盾突く者は脅す輩め
降り懸かる汚職と醜聞に隠れ
首長の失墜へと矛先を向け
究極な仮面も被る似非を数え
夢と現の間際で目を覚ませ
空虚さが宿る眼差しは危うげ
破壊と抗議を雑ぜ返す脳で
露呈する猿知恵も容認し兼ね
雲と散って霧に消え

2014/01/31 (Fri)

[206] #0206
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

恩着せがましい親切心の応酬めが
垂れ流しの善意とやらを持て余し腐らせる
愚直なる思い込みの塊へ牙を剥き
底が浅い懺悔など不能で寒いと一蹴しては
鬱勃と沸き起こる激情に奮い立ち
身の毛もよだつ欺瞞が飾る砦で嘔吐を催す
乱発して止まぬ穴への射撃に抗い
返り血など浴びたいんなら暴行を加えれば

2014/01/31 (Fri)
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