詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
一途じゃないや
たった一語で きみの唇を奪って魅せるとも
すかさず桃色な 口づけも交わしてやるのさ
きみに言っとこう これが二枚舌の味だよと
またたく星空のもと 甘ったるい声まで吸う
さあ蛇口をひねるんだ きみが渇いたら潤せ
もちろん本命でおしまい 四季を感じながら
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マシュマロそのものなものだもの
きみにあたってもトラブルじゃないんだもの
ポップなたましいのこもるやなんだもの
おれのディスタンスもこえるおもいだもの
パワフルにいきごんでいるんだもの
とびきりあまったるいテイストだもの
メイプルシロップたっぷりつまってるんだもの
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ごきげんいかが
遊び心を充たしたくって
ふざけてみたら
思いがけなく飛び火する
こんなはずでは
驚きを胸にしまい込むと
あけっぴろげに
語り尽くせば暑くるしい
とりとめもなく
切り出す話のやるせなさ
いそがばまわれ
諭しながらも伝わる熱で
よくばっちゃえ
花も実もある樹みたいに
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きみは無音の警告
ソウルフルな世界に躍らす胸
風にそよぎ艶めく前髪
きみを丸ごと導き入れ心揺らす春
パワフルな演舞の裏で葛藤
悩みなど吹き飛ばし背中を押すのは唄
きみと目映い陽射しに弾む鼓動
アンタッチャブルな経緯に架かる雨間の虹
青い傘を差して上げたいような夏空
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ロコツナタイドデコバマレヨウトモ
キニヤマズゼンリョクヲダシテカタレ
イザヨイノツキヲミアゲテヒトットビサ
デンノウノアミヲカイクグリスッパヌクト
マダミヌシンセカイヘアコガレヲイダイテハ
スコブルムシャブルイヲスルムネカラタカブル
コドウヲシズメラレヌナラホンポウニカキナラセ
ノッピキナラナイクラヤミモテラスドングリマナコ
ヲコトテンマデアザワラウトハキダイノウツケモノメ
トキメクイマヲカケヌケルヘンゲンジザイナルタマシイ
アトノマツリダカラトナゲクマエニテトッピョウシモナク
メニモトマラヌハヤワザデウムヲイワセズエイヨヲカチトリ
ツナギトメコイゴコロヲヌキアシサシアシニコメルシノビアシ
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美へ木魂する清さよ
銀鈴を鳴らすような声や
強かさで飾る笑みすら
悩ましげに色めき魅了する
幻影など解き放つと
訪れる心地も晴れやかな
活気あふれる街角にて
薫り高く舞い散る花びらが
移ろう海風に流され
旅立ちを告げるこの時は
春空に漂う雲みたいで
何だかほっと一息ついたり
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星の欠片よ降ってこい
みんなの懐へ飛びこんで
スピリッツに酔いを潤ませ
月が露わとする凹凸やら
それぞれ違う心意気も
グラスで飲みほせば
陽だまりの民だと
どちら様か申しては
ジャンボな旅立ちなど
地から舞い上がっていけ
なんやかや大概そうだ
アワトリックスター
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相も変わらず俄か雨が頬を伝い掛けながら
どばっと溢れ出そうな川をせき止め祝いの桟を渡す
ずっしり積み重なる思いで笑いも摑み撮り
朝から晩まで幼なじみは寝ても覚めても同じくって
さんざめき花を咲かす飾りなど贈り忘れる
甘い城から間も置かず 仄めく松には枝が萌える郷へ
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すくすく育む意気でゆこう
積み重なる思いを下敷きとして 塗りつぶせる筆など見当たらず
接合して生まれる厚みに加えて 影に寄り添える色鮮やかな力を
命が狂わしく回る渦に直面して 余りの恐怖で立ち尽くそうとも
沸き起こる声援を背中に受けて 昇る陽光に向かい言い聞かせる
せっせと希望の種をまこう
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音を楽しんでこそ音楽なんだって 何を今更そんな話なんかしてんの
頭で考えながら言葉に乗せるより 昔っから味わってる感覚だろうし
身も蓋も無くて退屈だと斬っては 歯に衣を着せずにきみを論破する
詩よりも歌がきっと先に存在して 揺らめく感情の弦など弾くならば
紡がれる官能の糸で布を織るなら 波は合間を縫っておれも懐を述べ
蜜までたっぷり含む一雫など吸い 言の葉にも乗せて歌声が響けばと
哀れな器も怒れる刃も旋律に変え 口ずさむ音楽で奏でてくれまいか