めいっぱい漕ぐんだ荒波が砕け散る沖へと がむしゃらに突入するんだ狂おしい潮騒に酔っては うねりへ身を焦がすんだ容赦なく打ちつける激浪に しつこく玩ばれるんだ水を差すのは故意だって つれない態度で示すんだ脈絡の無い賭けでさえ しがみつく刹那に潤うんだいうなれば渡りに船なんだ
[前頁] [旅人モドキ(左利き)の部屋] [次頁]