相も変わらず俄か雨が頬を伝い掛けながらどばっと溢れ出そうな川をせき止め祝いの桟を渡すずっしり積み重なる思いで笑いも摑み撮り朝から晩まで幼なじみは寝ても覚めても同じくってさんざめき花を咲かす飾りなど贈り忘れる甘い城から間も置かず 仄めく松には枝が萌える郷へ
[前頁] [旅人モドキ(左利き)の部屋] [次頁]