詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
サファリにて旅の空
岩の上ですっくと立つ背高のっぽなきりん
首を伸ばして見送るは白銀に輝ける熱気球
幾つもの涙雨を擦り抜けて挑む未知の領域
先を争う好敵手が脱落で独走するときめき
あのバルーンならば
思い掛けない苦難さえも克服できるきっと
夜から昼までずっと待ち眺めるは月と太陽
明るみ始める何百万回も朝を迎える地平線
浮かびながら光を浴びて膨らむ影がぽつり
希望の風めジェット
[前頁] [旅人モドキ(左利き)の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -