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旅人モドキ(左利き)の部屋


[242] #0242
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

青い空の真下で
鋭敏なる感覚を研ぎ澄まして
乗り込む高台で
重ね着する長袖など脱ぎ捨て
歩き回る途上で
朝に見そびれる劇も鑑賞して
涙が伝う場面で
同じ郷里である人まで光って
奇な縁の解読で
自ら仕掛ける逃避行を演じて
舞い戻る頃合で
弓なりに欠ける月の精なんて
開き直る芝居で

2015/04/05 (Sun)

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