おれの心で 巣くうめざとい渡り鳥たわわに実る巨樹へと 飛び立つならばうつろな穴をやがて 苦悩が埋めるのかそして歴史はぬけがらを残す逃したはずの輝き いまさら訪れるとはひきつった笑顔でも 張りつめた感情は和むだろうか三つの針が重なるころ肌をかわかす流れに身をゆるめ 待っている
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