きみへおかしな夢を視てる舞い落ちたコバルトの羽 じっとり湿っぽい手触りであてを失くして終えば 自らの胸中に言い聞かせられる真夏が美しいなら世界を酔わすだろうってずっと好きだったよ 今さら嫌いにも慣れないで要る気を紛らわす為 ベンチに放った果汁で渇きを静めるほんのり生温かくておれより
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