雨宿りは あきらめ 行き場を失うふられるの 慣れてるけれど秋風が しなやかに 髪を震わせばとまどいを 連れて来るんだ色恋は まきこむ 猛烈な台風かもたえまなく 吹き荒れるから苦痛が いつまでも 愁いの胸を裂くたおやかに 染み透る色香と水鏡は うそつき 裏の顔を秘める
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