期待される事は

普通の人ならば

光栄な事として

受け取るだろう



俺もそうだった




過剰に頼られて


期待につぶされ





気付いた時には

身動き一つさえ

とれなくなった






結局







俺の事なんて
誰も気にしてくれないんだ







自分さえ良ければ

俺は全ての憎しみ
お前が俺に抱くように
俺はお前が憎い


俺は全ての傷
お前が俺に刻んだ傷を
俺はお前に刻んでやる


俺は死ぬことがない
俺は生まれてないのだから
俺は許さない
俺は許されないのだから
俺は影を落とす
俺は光の中にいるのだから



俺は



お前が避けてきた全て

お前が付けた傷が

また血を流している

俺はお前が付けた傷と

生きていくしかない

ナイフでくり貫けば

傷が広がるだけ

お前が付けた傷が

広がるだけ


お前が憎いよ

今は人の死すら気にならない

俺は病んでいるらしい

極悪非道と言われるレイプ犯ですら

身近に思えてくる

俺を犯してくれ

何度も何度も

感じさせてくれ

俺は幸せなのか?

今は何も感じない

死すら身近に思えてくる

俺は病んでいるのか?

俺の心に雨を降らせ

俺の思いは消えてしまった

あの雨は涙だったのかもしれない

俺のために辛かっただろう


優しさを受け取らない俺を許してくれ

優しさに気付いた俺を許してくれ

こんな俺に優しさをありがとう


そして俺の心は

また燃えだした


今度は誰にも消させやしない

時が俺を止めるまで

俺は油を注ぎ続ける

二度と消させはしない

もう二度と

辛い時は


笑うことにしてる


どんなに辛くても


誰にも悟られたくないから


こんな俺を


頼ってくれる人がいるから


どんなに辛くても


笑うことにしてる

一緒に戦おう

相手なんていらない

一緒に戦おう

戦う意志さえあればいい

一緒に戦おう

負けを恐れずに

一緒に戦おう

お前を解き放つために

俺の声は誰にも届かない

俺が変えられる事なんてなにもないんだ

俺の事が嫌になっていく


何故俺は産まれたのだろう

何も変えられやしないのに

俺の存在に意味はない

俺が嫌になってきた

もう歩くのはやめよう


人に救いを求めるのも嫌だ


所詮人は人でしかない


俺を理解できやしない


もともと


手を差し伸べてくれる人なんて


どこを探したっていやしない


探す気力もないよ


疲れた


みんな


みんな

ただ漠然とあったから

今まで気づかなかった

ある時それが失われて

初めて存在に気づいた