ホーム > 詩人の部屋 > 流☆群の部屋 > 電車に乗って

流☆群の部屋


[31] 電車に乗って
詩人:流☆群 [投票][編集]

明日君に会いに行きます

電車に乗って



君へと向かう電車の中で

思い出すのは君のことばかり

君の笑顔や声や仕草

あの頃の全てが鮮やかに蘇る


窓から見える景色は昔のままで

何にも変わらないのに

行き交う人々も

いつもと変わらず笑っているのに

もう君はいないんだね


もう二度と

あの元気な笑顔を見ることも

大きな声を聞くことも

困るとあごを触る仕草に微笑むことも

もう何も叶えられることできないんだね


君は確かにここにいた


君が生きたことも

君がもういないことも

全部ホントのことだよね?


君のいない世界は

いつもと同じなのに

どこか空っぽで

もどかしくて

寂しくて…



どうか君が

安らかでいますように…

ゆっくり眠っていますように…



明日君に会いに行きます

電車に乗って

2003/10/15 (Wed)

前頁] [流☆群の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -