ホーム > 詩人の部屋 > 流☆群の部屋 > 十時半

流☆群の部屋


[66] 十時半
詩人:流☆群 [投票][編集]

傷つくのが怖いと感じ始めたのはいつからだろう

浮かんでくるイヤな結末

怖くて怖くて泣きやむことができないよ

全身を這うように流れていく震えは

とどまることを知らない

足をとめてしまえばいい

ここで踏みとどまってしまえばいい

誰にも叱られたりしない

得るものがなくなるだけ

失うものだってないのに

溢れでる衝動を抑えきれないのはなぜ…


矛盾して動くあたしの身体を

誰か縛り付けてくれませんか?

矛盾しているあたしの心を

誰か殺して下さい


こんな愛しさ知らなければよかった


何度涙を流しても

あなたを想う心の灯火は

消えはしないのです

2003/12/22 (Mon)

前頁] [流☆群の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -