詩人:流☆群 | [投票][編集] |
あの植木鉢のあの赤い花
枯らしてしまったのはあたし
水やり
忘れたんじゃない
しなかっただけ
枯れていくの気づかないふりして
横目でみたあの植木鉢
植木鉢片づけて気づいたことがある
あたしの部屋
何かもの足りない
窓辺にない逆光の植木鉢
黄色でもないオレンジでもないあの赤い花を
好きだと思ったのはナゼだったかなんて
何にも覚えてやしない
けど窓辺に咲くのはやっぱりあの赤い花
いつの間にか欠かせなくなってた
そんなアイツを
水もやらずに枯らしてしまったのはあたしです
きれいに咲いてたのに
大切だとさえ気づいてやれなかった
それもやっぱりあたしなんです