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流☆群の部屋


[84] 虫眼鏡
詩人:流☆群 [投票][編集]

レンズ越しに見る君は
とても大きくて
自由で楽しそうで
憧れていたんだ


レンズ越しに見る君の
その大きな背中に近づきたくて
歩みよってみたんだ
勇気を出して


レンズ越しに見た君は
いつの間にか僕の隣にいて
僕らは
友達になった
朝まで語りあかした


話すうちに
レンズが邪魔で思わずどけた


あれ?


レンズ越しにずっと見ていた君
とても大きくて憧れていた


でもほんとは小さかった

僕とちっとも変わらなくて
悩みだってあるし
いつも元気ってわけにはいかないみたい


なぁんだ


レンズ越しに見ていた君は
今僕の隣にいるから
これからはレンズなしで付き合うことにした


レンズ越しじゃなくて
ありのままの君を見ていたいと
そう思った

2004/01/24 (Sat)

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