詩人:鍵 | [投票][編集] |
朝、理由もなく目が覚めると
そこには冬が訪れていた。
開けっ放しのカーテンの奥には
どこか白っぽい空と景色が見える
それに庭の木々がその気温を伝えてくれる気さえする
冬の空
冬の色
寂しいくせにやけにクールで
肌が痛いくらい寒いのに
何故が
そこには温もりがある
嫌いになれない・・・
違う
何故だかとても愛らしい
そう私が一番好きな季節
また、だんだんと
限りなく透明な雪が降り始め
街を冬へと誘う
透明な雪は私の心さえクリアにしてゆく
ふと
素直な思いが口にでる
『 』
きっと実家の庭には
白い雪が降っているのだろう
詩人:鍵 | [投票][編集] |
あの頃は、
明日が未来で、
朝目が覚めると何か新しい事が起きると本気で信じていた
今日は何をしようか?
明日は何処に行こうか?
そこには長い長い一日の物語が待っていた
それが、いつからだろうか?
明日は今日と変わらない考えて
来月再来月の予定ばかりを追っている
今日に
明日に
希望をもっていない私達には一日はとても早くて
気が付けば一ヶ月過ぎ
一年が過ぎ
今年もあっという間だったと振り返る
今日は何をしようか
明日は何処に行こうか
昨日は何処に行ったのか・・・