何年もの土の中で
君はどんな夢を描く

生まれ出た世界で
君はどんな現実を見る

力の限り鳴く姿は
儚い一瞬の命の煌めきか

朽ちていく残骸に
悔いはなかったのか

抱いた数だけ
男は勲章になる

抱かれた数だけ
女は傷になる


肌を露わにした
女が男の本能を誘う

誘われた男は
本能のままに女を貪る


廻り廻り
巡り巡る

快楽への堕落
欲望だけの醜い世界

話を合わせる君が
嘘をついている


「嘘じゃないよ」


ほら
もうそれが嘘じゃない…

何かに追われる夢を見て
目覚めて安堵する

しかしその安堵さえ
また夢だと気づくリアル

もがいても見えない壁に
身動きもできなくなる


どこまで続く闇
いつまで続く闇

どこまでも終わらない
いつまでも終わらない

行き詰まる迷路に
まだ光さえ見えない

愛しても愛されず

信じても信じられず

それでも人は

いつの時代も

裏切りの土台の上に

真実の城を築きたがる

本当の涙は

家でも

外でも

友達にも見せられない


だからいつも

自分の胸の中で

ありがとう

ごめんなさい

愛してる


簡単な言葉ほど

簡単には言えない

誰かの出逢いの笑顔の影に

誰かの別れの涙がある

いつも素敵な笑顔を見せてくれるけれど

くしゃくしゃの涙顔が
本当の君の姿で

僕はそれを
何より愛しいと思うんだ

苦しくて悲しくて
消えてしまいたいと思っていた


君と出逢って


嬉しくて愛しくて
このまま消えてもいいと思った


似ているけど
全く違うニュアンス


この先も
ずっと一緒にいようね