今日が
今日で在るうちに


貴方は

いくつの
現実を見るのだろう


いくつの
幻を見るのだろう



貴方にふれた
優しさを

いくつ気付くだろう




この星の風は


まだ温かい

何も言えぬ
想い抱いた

砂丘の城は


寂し風砂に

脆く崩れる



鞠 跳ねる様な気持ち

貴方と分け合い


眠るれるそばで
頬に触れる

静かな寝息




幼子宿す

静かな寝息

花の香り舞う空の下


少女の笑顔で

微笑んでいる



華の人へ

示す道しるべ風に乗せ


頬を染め

愛しみ紡ぐ華冠


想い届けよと

一つ一つへ願い込め





今宵咲く

貴方の香り



夢のなか

胸締めつける

愛しい

愛しい

君の声



朝の日差し誘って

眠りの君を
迎えにゆこう




口づけした寝顔に

微笑みを



胸揺らし

想い寄せる


君の目覚め

君は何処へ行こうとしているの？




- ウサギは
寂しいと死んでしまう
私も寂しいと、、、 -



沈む瞳に
言葉溜めながら


君には待っている人がいるのに、、、、


君には落ち着く場所があるのに、、、、


彼はきっと
君を大事にしてくれる

君が好きになった
一番の人なのだから

誰も皆

闇から生まれ

闇へ帰っていく


重く深い闇に

いつまでも
捕われながら


ただ唯一は

生まれた瞬間の光


忘れなければ



きっと

業火で在りたい

私の生が続く限り

聞こえてくる


聞こえてくる


しっとりとした
空気のなかで

君の声が


優しく響く

走れ 走れ 走れ

奥深くで叫んでる


走れ 走れ 走れ

お前を
焼き付かせようとする大気圏を突き抜けろ

アクリルの空

あの空には

大きな
アクリルの板があって
その上に青色を
こぼしてあるんだよ


気分がいいときは青

切ないときはオレンジ

悲しいときは灰色

もっと悲しいときは
灰色溢れ出してしまう


明日は 何色だろう