HIROの部屋
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[342] 言ノ葉流る、清流の詩
真綿の様な温かさ
霧雨の様な繊細さ
朧月の様な不確かさ
疾風の様に脈打つ鼓動
陽炎の様に
ただ 揺らぐ
跳ね石繋ぐ
波紋の言葉
2004/08/23 (Mon)
[343] − 語部 −
かたりべは語る
あの人の言葉を
かたりべは想う
あの人の幸せを
彼は願う
あの人に詩を
届けて欲しいと
かたりべは微笑む
彼女の笑顔も 涙も
すべて
包みこむように
かたりべは語る
2004/09/01 (Wed)
[344] 少し歩きませんか?
聞こえますか?
呼んでいる声
破れますか?
その心の殻
沈み始めた重い気持ち
悲しい出来事なんて
望んでなかった
涙が尽きる頃
見えますか?
空に走る
ひとすじの飛行機雲
2004/09/06 (Mon)
[345] 咲き言葉
恋
切
な
さ
別
れ
出
逢
い
鼓
動
大
切
な
人
" 咲 "
2004/09/17 (Fri)
[346] くりぃむ模様
クリーム色の空の日々
貴方を見つける交差点
交わす言葉も短めに
手を繋いで歩く
いつもと変わらない日
此処で
ちょっとアクセント
貴方の頬に
かおを近づけ
触れてみる
すこし驚き
くずれる笑顔
くりぃむいろの空の下
笑顔を重ね 歩く道
2004/09/28 (Tue)
[347] − 静寂 −
夜が明けるまで
此処は静かだから
もう少し
二人で居ないか
夜が明けるまで
2004/09/30 (Thu)
[348] − 心瓶 −
手に 届くモノは少ない
でも
コノ手に 届かなくても
守れるモノはたくさんある
忘れないで
人は硝子よりも壊れやすい
2004/10/02 (Sat)
[349] 小雨の咲く帰り道
小雨の降る帰り道
このくらいなら
傘はいらない
いつもは隠れてしまう
雨のみち
ほら こんなに溢れてる
優しい明かり溢れてる
2004/10/12 (Tue)
[350] 隠されない声
数えきれぬ星の数
分かりきれぬ人の心
想いは
何処から生まれ
何を揺らすのか
なにひとつ
分からずとも
君が笑う意味が分かれば
僕にはそれでいい
2004/11/06 (Sat)
[351] 丘のベンチ
さよならはいらないよ
ボクは
いつでも此処にいる
寂しくなんかないよ
キミが
笑ってても泣いてても
キミがキミでいてくれる
コワくなんかないよ
ボクには
キミがいる
キミにボクがいるように
ボクにはキミがいる
2004/11/21 (Sun)
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