詩人:HIRO | [投票][編集] |
ねぇ 聞こえてる?
僕の空は
何処にあるのだろう
ねぇ 聞こえてる?
君に届く空は
何処に架かるのだろう
ねぇ 聞こえてる
風に散る葉が
空に道を造るようだよ
ねぇ 聞こえてる
君が大好きだよ
ねぇ もう寂しくないよ
詩人:HIRO | [投票][編集] |
ささやかな恋を詩う
カナリアの声
風が鳴らす
緑のオーケストラ
彼女の綴る恋文の詩よ
木の幹に咲く小さな花よ
カナリアの涙に濡れて
いつまでも咲き誇れ
詩人:HIRO | [投票][編集] |
微かに聞こえる五時の鐘
日暮れにはしゃぐ影法師
さよなら告げる
日の光りすら気付かない
想い決まらず君を待つ
ふと見上げれば
黄色く覗く月の下
ひとり帰れず君を待つ
さよなら言えず君を待つ
詩人:HIRO | [投票][編集] |
歩きなれた道をゆく
冷たい体を暖める午後の光
散歩道に寄り道は付き物とふと考えてみる
道端に並べられた
数あるアクセサリーの中
なぜか
たいして綺麗でもない
石ころが気になった
コツ コツ コツ
歩く音に耳をよせる
そうだ
明日 君にこれを贈ろう
たいして綺麗でもないけどたいそうな想いを込めて
詩人:HIRO | [投票][編集] |
風見鶏は揺れる
大きく鳴く事も無く
遥か空に
羽根を伸ばす事もなく
風見鶏は回る
いつか触れた
あの心地いい風を
思い出して
風見鶏が止まった
もうビスが
錆び付いてしまった
もう風を示せない
風見鶏が鳴いた
それは大きな風に吹かれて
そして見上げた空
彼は消えていた
風と共に
詩人:HIRO | [投票][編集] |
幾つの傷を作り
この瞬間を迎えたのだろう
栄光を夢見て駆けた
このリンクの中の
一瞬の出来事
− 転倒 −
もう
終わりだろうと思った
その時
身体を起こす選手
ただ
前だけを見つめて
その瞳で見つめて
この世界では
勝者がいる敗者もいる
でも
誰もが咲く花の様に