そろそろ帰ろうか


私が

貴方達が想う場所へ


そこには

それぞれに
想い合う安らぎが
恋や夢が
溢れているから


貴方は
もう着いたかな・・・

私が描いてきた
ひとつひとつの詩

この中には
たくさんの思い出
たくさんの心が
詰まっています

私が此処にあります


゛詩 ゛

日だまりのような
温かい詩

雨に濡れているような寂しい詩

いまも
これからも

ずっと
私のそばで作られてく


詩に託した心

ずっとこの胸に

ふわ ふわ浮かぶもの

不思議に思って
そっと掴んでみた


なんだろ・・・

これ・・・


あっ

私の声だ

悲しんでる声
喜んでる声

私の白い息だ・・・

誰にも夢がある

好きな人がいる

守るべきものがある


かけがえのない
大切な命

誰も奪えない
大切なもの

君を幸せにしたい

君が幸せなら
僕も幸せだから

いつも君といるよ

もうすこし

ほら もうすこし


あとすこしで
君の頬に手が届く

泣いてる君に
優しさ届く

またひとつ
私の軌跡が過ぎていく

21


私が生きる記憶

貴方は
貴方でいればいい

他の誰にでもなるわけではなく

貴方という
産まれてきた命を
誇りに想えばいい


いま

そこにいるのだから

人が傷つく理由

切なく苦く辛い出来事

悲しい涙

自分を失い
安らぎを失う

失うの

溜息はいつも切ない

崩れていきそうなほど不安定な心の端で

貴方が手を差し延べてくれるのを待ってる


貴方が少し微笑んで
こっちへおいでって
言ってくれる時

とても好きだった


貴方の手をとるのが
好きだった