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HIROの部屋


[116] 離れた手を
詩人:HIRO [投票][編集]

思い出すのは

凍えそうな冬

少年が 少女の
手を取って
なにかを探していた
あの時の白い雪

あれから
どれだけの
時間が過ぎただろう

強く握っていたはずの少女の手を
見失った あの時から

少年は 探している
今も あの冬の中で

見つけられなかった
幸せの場所を

ずっと少女を

2002/12/05 (Thu)

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