詩人:Hylie | [投票][編集] |
捧げる華を、想いを、贄を添え
貴方を葬(オク)ります
左様ならばお別れしましょう
貴方に言います
大好きです、大好きでした
ありがとう、ありがとう
…さようなら
神様、どうかどうか
願います
祈ります
あのひとの苦しみが
もうこれ以上続かないように
苦しまないで、大好きなひと
だから、哀しいけれど
貴方を葬(オク)ります
捧げる華を、想いを、贄を添えて
いつか貴方に
また出会いたいけれど
今は生きます
見守る優しい貴方を確信して
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いとしいとしといふこころ
此れが戀と謂ふならば
僕は貴方に戀をした
明けも暮れも只管に
貴方をいとしと想ひます
雪は積もれど軈て解け
春を誘ひ招くとも
想ひは消えねど只積もり
春の訪れ待つ許
いとしいとしと謂ひ続け
僕は春を待ちませう
消えぬ想ひの重みに負けて
樹の枝折れるその日まで
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きっとあなたは呼ぶでしょう
暁と消えたわたくしを
きっとあなたを呼ぶでしょう
暁と消えたわたくしが
暁降る東雲の朱の空に
おもひを馳せて呼ぶでしょう
─── …
─── …
後朝の文、届くでしょうか
朝薫る花挿して
返す歌、届くでしょうか
朝薫る花挿して
─── …
─── …
受けましょう
恋ふる火燃やしてくださった
三晩分の想いの丈を
送りましょう
三晩通ってくださった
あなたのためにつくった歌を
そうして次の暁にはきっと
耳の膜を震わす聲でわたくしを呼んで
さらばわたくしも呼びましょう
あなたの鼓膜を震わせて
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ねぇ、君
泣きそうな顔をしないで
つらいことがあったなら、僕に言えばいいでしょう?
ねぇ、可愛い君
何をそんなに怒っているの?
怒り顔も可愛いけれど、君の笑顔が早く見たいよ
ねぇ、愛しい君
嬉しいって言って、笑ってよ
君の笑顔のためならば
きっと僕はなんでもするから