詩人:メグル | [投票][編集] |
出掛けたあと家に帰ると
なんか忘れ物したっけって思うんだ
なくしたものはないはずなのに
何か足りない気がして
それを君に言ってみると
君は笑って答えてくれた
「気持ちを置いてきたんだよ」
そう言って頭を撫でてくれた君
ロマンチストだねって僕は噴き出して
それもそうだと君も笑った
詩人:メグル | [投票][編集] |
真実に気付いたら元には戻れない
人間は忘れてゆく生き物だけれど
そんなに都合よく出来ちゃいない
ならば最初から知らなければいいのだと
耳を目を塞いでしまってはいけないのだ
受け入れることが難しくても
それが紛うことなき真実であれば
僕らはそれを認めなければならない
ああ哀しき現実の規則よ秩序よ
かの人の真実を見逃しは出来ないのか
許されないと知っていても
願わずにはいられないのだ
詩人:メグル | [投票][編集] |
「要らないものなんてない」
そう言いながら増えていくゴミはなんだろう
「要らないひとなんてない」
そう言いながら消えていくひとはなんだろう
消していくひとはなんなのだろう
詩人:メグル | [投票][編集] |
酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出す
そんな作業さえもままならない
まるで何かに追われているように
ドクドクと騒がしく鳴りやまない心臓
手が震える、歩くのさえ精一杯
恋をしました