人は死ねば灰になって消えるのだと思っていた今までしてきた全てが失せ人の記憶からも忘れられてしまうのだと『心の中で生き続ける』嘘にしか思えなかったあの人がハンカチを濡らして爪を立てて棺にしがみついていたからそれでも 今は笑い話にまでなる遠い目をして追憶すればあなたがまだ生きているとまで感じられる傍で一緒に笑っているのだとあの台詞はあながち間違いじゃないとそう感じた、今日この頃
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