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46の部屋


[17] 乾ききった時間
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助けてと言えなかった
どうしてどうしてどうしてどうして
それはもうとっく遠い昔の話
今でも耳から離れないんです
言葉がベッタリとこびりついて
後ろを振り向けばお腹に手を当て立っている
すすり泣く声で
「弱くてごめんなさい」
もっと素直でいれたならもっと守れる力があったなら
無意味な嫌悪感が溢れ出す
どうしてどうしてどうしてどうして
無意味な無意味な無意味な
悲しく考えてしまう時間がふとした瞬間に
溢れ出す。


2014/09/14 (Sun)

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