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46の部屋


[9] 時計が動かない
詩人:46 [投票][得票][編集]

自分から手を離したんだ
もういいやって思ったんだ
自分の弱さが滲み出てくるから
よっかかんなきゃ封じ込めるかなってさ
心配なんて必要ないさなんて半分嘘さ
みんな半分強がって
大丈夫で大丈夫じゃないんだろ
一人で平気さなんてあぁもう大嘘さ
本当は思う存分君によりかかっていたかったよ
君の痛みを感じて痛くなりたかったよ
それなのにあぁ痛い原因って僕らしい
僕の痛みも君らしい
止まらない止まらない血が固まらない傷のように
かさぶたがいつまでたってもできやしない
だから自分から手を離したんだ
もういいやって思ったんだ
それなのにあぁ全く時計の針の音が聞こえない
前に進む足音も
前向きな音が止まってる。


2014/07/17 (Thu)

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