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美兎の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 飴玉
詩人:美兎 [投票][編集]

沈んでしまわないでよ。ゆっくりと拡散されてしまう。小さくなって行く、薄くなって行く。そうしてそのまま消えてしまうつもりなの?認めないわ。細かい粗で私を傷つけても良いから、あなたで私の手が汚れても構わないから、私に消化させてよ。私に溶かして。

2003/09/29 (Mon)

[2] えるにーにょとか…
詩人:美兎 [投票][編集]


紋白蝶が
ひらひら踊る
秋桜も咲く 小春の日

紋黄蝶が
ふわふわ遊ぶ
木枯らしも吹く神無月
昨日見た蝶 10/19

何か どこかが
おかしいよなぁ…

季節を外れの蝶昨日見た
それって 何か
寂しいよなぁ…

弱った蝶の儚さ
それと
蝶を見ていた自分自身
ふらふら飛んでく蝶見て笑う

「やっぱり僕も狂ってる…」

2003/10/21 (Tue)

[3] たった今…
詩人:美兎 [投票][編集]

眠れない夜に電気を消して
眠れない身を横たえて豆電球の橙色に
今宵の私を委ねます
眠れないのに時間はたって
眠れないから退屈過ぎて
豆電球の橙色が
やたらと憎く感じますこんな夜には決って何時も
鳴り止む事無い静かな鼓動
耳障りなのにやたらと響く
静寂音も拍車をかけるつまらない夜
つまらない今
つまらない時
つまらない宵

2003/11/07 (Fri)

[4] 黒猫が鳴いて
詩人:美兎 [投票][編集]

寒くなってきたね。
日が短くなったね。 それでも僕は一緒に居たいよ、お豆腐屋さんのラッパを聞いても。風が強いね。
もう日が沈むね。
それでも君と一緒に居たいよ、街のチャイムが時間を告げても。
でも、ね、
もう帰ろうね。
どこかで猫が鳴いているしね。
君の帰る時間だよ。
送らせてくれない君だから、角を曲がるまで見ているよ。
だから、さあもう帰ろうね。
風邪をひいてしまうから。
「またね。」と言う言葉だけが、僕に力をくれるから、
その、角でまた振り返って、「また今度ね。」と笑えるように。

2003/11/07 (Fri)

[5] 寒かった日。
詩人:美兎 [投票][編集]

寒い日。
ほっかいろをほかほかさせながら、二人でニコニコ歩いた。
寒い日。
暖かい部屋でほわほわしながら、二人で唄歌った。
そんな日。
寒いけど、そんな日。寒いけど、
とても良い日。
そんな、とても、心地の良い日。

2003/11/21 (Fri)

[6] 砕け…
詩人:美兎 [投票][編集]

噛み砕け 噛み砕け
青と赤と黄色の錠剤
苦いとも思えない重症
めまいと立ちくらみに負ける毎日
噛み砕け 青だけ砕け眠りに誘う青の錠剤
それだけを欲っす重症
感情の起伏について行けない毎日
微熱のように揺らめく時間
砕け…破片…青の錠剤

2003/12/31 (Wed)

[7] 針。
詩人:美兎 [投票][編集]

指に 針刺し
痛い 痛くて
滴 湧き出て
痛い 痛いよぉ
誰かに 求めて
誰かと 辛いよ
滴 流れた
痛い 痛いよぉ…

2004/01/11 (Sun)

[8] 溶けてぇ。
詩人:美兎 [投票][編集]

甘〜い 甘〜い
ピンクに 溶けたぁ
ひび割れ 気にせず
全部に 溶けたぁ
イツまでも ドコまでも
貫いて 行けるから
溶けてぇ 溶かしてぇあたしを トゲまでぇ

2004/01/11 (Sun)

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