詩人:Mourir fasciné | [投票][編集] |
過去から不意に下りた手が
触れた髪を撫でる
僕にはできなかったこと
だめになってしまったこと
その手が二人で
歩いていってね、
僕にはできなかったこと
二度と届かない場所。
詩人:Mourir fasciné | [投票][編集] |
助けてって
言ったら
じゃあ、
誰か助けてくれまし
たか?
簡単に、言える
終わってから、
済んでしまってから
見て見ぬ振りして
無意識に葬って
遂げてから
簡単に言うんだ…
「愛情」
笑える。
その冗談はどこで流行ってるんですか?(笑)
詩人:Mourir fasciné | [投票][編集] |
死ぬことがそんなに悪いことですか?
周りを傷付けて
振り回して
それでもその姿に感謝してへつらって
おもしろくもないのに笑って
仲良くしようと努力して
許しを請い、なんとなく
居心地の悪さと罪悪感と
なにより自分自身への気色悪さで
吐き気を耐えながら。
許していただいた感謝を満面の笑みで繕って
不意に一人になって
吐き気と目眩と痛みと
気色悪い自分とあとどれくらい
正面から対面して
その気色悪さに耐えて生きたらいいのか
涙流しながらそれでも笑って居なくては
死ぬよりましだと思いますか?
どんな理由で屈辱と苦痛を
ただ耐えろと僕に言い聞かせようか。