詩人:ワタナー | [投票][編集] |
日曜日の昼間に起きて
メシ食う気力もない
もう寝るのも飽きたし
どこにも出かけたくない
外はぽかぽか陽気の昼下がり
子供らの笑い声と
ティッシュ交換の車の声が
妙に馴染んでる
太陽を見るのも久しぶり
青空を見るのも久しぶり
上を見るのも久しぶり
外を気にするのも久しぶり
パソコンとベッド
それだけでオイラは生きられるから
他には何もいらない
・・・あの子の写真が欲しいな
得意技は恋をすること
そんなオイラは
街に行くたびに恋をする
そのたびに憂鬱になるし
そのおかげでオカズは尽きない
パソコンが詳しいわけじゃないけど
ブックマークはエロサイトばかり
「まん」や「ちん」を変換すると
一番最初に「マン」「チン」がくる
なにか目的もないけど
生きていたって仕方ないけど
社会に貢献してないけど
必要としてる人いないけど
10年経ったら変わってるって
そんな気がして
何もしないで生きている
抜け殻とまではいかないが
オイラは食欲がねぇ
睡眠欲もねぇ
ちょっとの性欲だけで
命を取り留めている
パソコンと会話できる
テレビと会話できる
鏡と会話できる
女の子とは話せない
小学生には興味ねぇ
中学生にも興味ねぇ
高校生にも興味ねぇ
アニメにも興味ねぇ
人妻にも興味ねぇ
SMにも興味ねぇ
熟女にも興味ねぇ
男にも興味ねぇ
あの子にだけ興味ある
今何をしているのだろう?
あの子の写真が欲しいな
あの子の写真が欲しいな
あの子の写真が欲しいな・・・
日曜日、主成分はあの子
詩人:ワタナー | [投票][編集] |
理想を綴る
オイラの詩
理想を綴れど
理想は理想だ
分かっている
人生観を語れるくらい
オイラは生きてはいない
詩なんて
全部フィクションなのさ
だれが書いた愛の詩
だれが書いた理想の詩
だれが書いた幸せの詩
どれを詠んでも心には響かない
オイラの詩もそうなんだ
詩人は詩を詠む
言葉だけでは伝えきれない
涙を流して書いた詩も
ただの文字の羅列
詩で伝えれることなんて
ほんのわずかなことなのさ
だから想像するんだ
言葉にできない感情と
目に見えてる光景
空気が肌に触れる感触
何もないという匂い
心臓の鼓動まで
今だって感じているはずだ
触れていなくとも
聞いていなくとも
見ていなくとも
感じているはずなんだ
言葉だけじゃない
本当の心を
想像するんだ
詩人:ワタナー | [投票][編集] |
涙を流さない女っていうのも悪くない
始めはそう思っていたんだ
なんだって自分でやって
俺に甘えたことなんてない
おまえは強い女だった
恋人っていうよりは
戦友、腐れ縁?
まぁ愛というよりは
仲間っていうほうが合っていた
生きてるって感じだったよ
おまえは俺の魂みたいだった
俺の真ん中に常にいて
俺のことを全部知ってる
綺麗なとこも汚いとこも
俺もおまえのことを知ってる
綺麗なとこも汚いとこも
ただ
過去っていうのは
そいつだけのものだから
俺が干渉することじゃない
おまえも俺の過去には触れなかった
自分では何気なく接してはいるが
やはりおまえには隠せないらしい
おまえも俺には隠せない
互いにそれは知っていた
全てを知ってしまったら
愛情がなくなるというわけじゃないが
今を生きる俺たちにとって
過去などちっぽけなもんだ
今の俺たちは未来だけを見ていればいい
だが
過去っていうのは
いつも自分にまとわるものだ
過去は変えられない事実
それはいつでも同じだ
その事実が今の俺たちの未来を変えようとしている
愛なんかじゃ
どうしようもないことがある
たった2人の人間ができることなんて
限られてるものさ
俺たちはひとりに戻った
互いの幸せのために
そこには愛があった
俺が別れると決めた夜
おまえは泣いていた
黙って去っていくつもりだった
おまえの涙が見たくなかったから
俺が去ったら
おまえが泣くと分かっていたから
おまえも分かっていたんだろう
俺が黙って去ることを
その日だけは
俺とおまえは
まさしく恋人だった
もし
いつかどこかで
また逢ったなら
次は嬉し涙を流してほしい
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女っていうのは
きまって男を不幸にする
女がいるから
争いを覚えた
女がいるから
憎しみを覚えた
魔女に魅せられた男は幸運だ
争うこともなく
憎しむこともなく
ただ純粋に愛だけを考える
たとえ愛されなくとも