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ワタナーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[535] 先生と生徒「遠足前日」
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「明日は遠足です。今日はゆっくり休んで明日にそなえましょう」

「先生!バナナはおやつですか?」

「バナナはバナナです」

「そっか!じゃあ苺パフェはおやつですか?」

「デザートです」

「じゃあ恋に歳の差は関係ありますか?」

「関係ないです。むしろ恋と私は関係ないです」

「なんで人は傷付け合うんですか?」

「みんなシャイなのですよ」

「先生!明日晴れる?」

「う〜ん、どうだろうね。晴れるといいね」

「晴れたら鬼ごっこするんだ!鬼様ぁ〜!お許しくださいぃ!あぁっ!そこだけは!そこだけはぁっ!そんなに激しく責めないでぇ!!!」

「晴れるといいね」

「あした行く動物園ってどんなところですか?アフリカですか?」

「違います。日本です。でもいっぱい動物さんがいます」

「ホント!?楽しみだなぁ!雌犬や雌豚はいるのかなぁ」

「みなさん、明日は遠足だから今日は早めに寝ましょう」

「先生!今日は早く寝れません!妻が寝かせてくれない!」

「じぁあ寝なくていいですよ」

「そんなぁ!ひでぇぜとっつぁ〜ん!」

「そういえば、最近風邪が流行ってます。みなさん、うがい手洗いをきちんとしましょう」

「いやです」

「じゃあ死ね」

「先生!それは酷いです!もっと酷い言葉で責めてください!!」

「Mですか」

「先生!いや、女王様!その教鞭で私めを」

「明日晴れるといいですねぇ」

2007/06/19 (Tue)

[536] 幼い心
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ずっと一緒だよね

そう素直に言えた日が懐かしい

愛情に似た友情?
友情に似た愛情?

そんなのどうだってよかった

会えば遊んで
会えば笑って
会えば喧嘩して
会えば楽しい

毎日一緒だった
まるで家族のよう

自然にそこにおまえがいて
自然にそこに俺がいる

毎日同じ顔を合わし飽きずに繰り返す


今はもう話すらしない
会う事もない
やがて名前を忘れ
顔を忘れ
お互い幼馴染みと知りながら
まったく別の生活を送る

かすかな俺の心の幼い部分
またあの場所で遊びたい
いつまでも一緒だって約束した

いつまでもわがままに泣いている

2007/06/20 (Wed)

[537] 嫌なくらい好き
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おまえは好きだって言う

おまえは嫌いだっても言う

嫌い嫌い嫌い好き
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い好き


まぁ結局好きなんだね

2007/06/20 (Wed)

[538] 受験
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旅先は春が待つ冬

通り過ぎる野は青く染まり

理由が必要なら与えよう


欲しいのなら実行しろ




雪が舞うか
花が舞うか

それはきみの気持ちひとつ

2007/06/20 (Wed)

[539] 無限ダンジョン
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知れば知るほど知りたくなる

これが女の心か・・・

まったく魔法みたいだな

嫌なもんだよ
恋なんて冒険したくもなるさ

2007/06/20 (Wed)

[540] 
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まだ温かい
脈打つ首の感触
白く細い首の感触

両手を差し出しやさしくやさしく首を絞めた
痛くないよう苦しくないようやさしくやさしく

ああ 命が終わるんだ
私のこの手が命を摘み採るんだ

君は涙も流さず静かに眠った
「ありがとう」
私は涙ばかりが流れ
君の首の感触が段々薄れていくのが
君の生きてる証が消えていくのが
怖くなって怖くなって
ただただ涙を流した

冷たい君
もう君は目覚めない



最期の言葉だけがいつまでも私の命に響いてた

2007/06/21 (Thu)

[541] 
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始まり
それがどこで

終わり
それがどこで


回る世界に終わりはない
回る世界に始まりはない

止めどなく流れる時間の渦

いつの間に元の位置に戻っている

私は今何周目の世界にいるのだろう
私は何回死んだのだろう

2007/06/21 (Thu)

[542] 
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光を放って
そして消える

まるで星のよう


それが命

2007/06/21 (Thu)

[543] 親が頑張れば
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あ〜ぁ姉貴が欲しい

姉貴がいれば恋の相談なんかできたかな
姉貴がいれば年上のお姉さんとお友達になれたかな

あ〜ぁ兄貴が欲しい

兄貴がいれば毎日遊んでくれるかな
兄貴がいれば親の言う事聞かなくていいのにな

あ〜ぁ妹が欲しい
妹がいれば毎日かわいがってやるのにな


弟はいらない
なんだあれ
彼女なんか作りやがって

2007/06/22 (Fri)

[544] パレット
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懐かしい季節に
新しい風が吹く

窓から通る隙間風
無理やりに音たてるよ

セピア色の思い出と
色あせた僕の机

そそのかされて
恋をした

何度流したって
何度叩いたって

思い出 口にするような
いつもの日常に

作り変えたよ


思い出と赤色混ぜ
いつもの仲間を思い出す

あの頃の僕らまだ
思い出なんかそっちのけで

思い出と青色混ぜ
好きなあの子を思い出す

いつかまた会えるなら
告白の続きをしよう


色あせた思い出
またセピア色に染まりだす

色あせた思い出
いつもの日常 忘れてた思い出

2007/06/23 (Sat)
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