鏡よ鏡よ鏡さ〜ん

世界で一番きれいなのはだーれ？

「シンデレラでございます」

おのれシンデレラッ

・・・って作品違うし




鏡よ鏡よ鏡さん

この世界で一番頭がいいのはだーれ？

「え、うそ、おまえ自分で頭いいって思ってんの？」

え？

「え？」




鏡よ鏡よ鏡さん

この世界で一番天然なのはだーれ？

「貴女様でございます」

え〜？どこが〜？

「鏡に向かって話しかけるとこなんて天然ていうか病気です」

え〜そんなことないよ〜




鏡よ鏡よ鏡さん

世界で一番ツンデレなのはだーれ？

「貴女様でございます」

そんなことないよ〜

「貴女様は荒野に咲く一輪の薔薇のようだ」

そ、そんな事言われたって嬉しくなんかないんだからっ

「・・・」




鏡よ鏡よ鏡さん

世界で一番好きなのはだーれ？

「貴女様でございます」

わたしも〜　

寄り道ばかりしていたけれど
いつも疑問に思ってた


子供の頃から行った場所

今じゃマンションが建ってるけど

僕らの秘密基地の方が立派だったな

必ずそこには仲間がいて

今日も飽きずに顔を合わせる


砂利道に転がる小枝拾って

長いじゃんけん飽きずに続けて

汗なんて全然気にならない
白い息でも全然気にしない


電器屋の脇道から繋がる思い出

今もまた寄り道してる




マンションの片隅
誰もいない僕らの秘密基地


いまだに毎日寄り道しちゃうんだ

失敗して
寝坊して
やることなくて
死にたくて

モテなくて
夢なくて
金なくて
死にたくて

そんな勇気もってないけど



毎日毎日シコっておけば

とりあえず生きていける

男なんてそんなもん



死にたくなったらオナニー
苦しくなったらオナニー
モテなくたってオナニー

オイラの恋人は右手だけ


今日も大好きなあの子は彼氏とエッチする

今日も大好きなあの子でオイラはオナる


違いなんてないじゃん
違いなんてないじゃん


どんなに苦しくても
どんなに辛くても

みんなそんなもんじゃん

鳴く
鳴く

蝉が鳴く



太陽を見て二週間

その間
鳴いて
鳴いて
鳴きまくる



僕らはこの二週間何をしたんだろう

鳴いて
鳴いて
鳴きまくる蝉




今日も空が高い

その命この二週間のため

その命この瞬間のため

夢見ても
目が覚めても

心に君は住んでいて


ひとりよがりもいいところ


それなのに君はいつも笑ってる


こんな俺に笑いかける

先生！先生は昔子供だったんですか？

そうよ先生も昔子供だったの

衝撃の事実ですね

みんな子供の頃はあったのよ

へぇ〜

つまりみんないつかは大人になるという事ね

ねぇ先生、先生はいつから大人になったの？

うーん、働くようになってからかなぁ

なるへそ

？それはどこで覚えてきたのかな？

じゃあ私も働けば大人になれる？

そうね、何の仕事したい？

うーん、お花屋さんかＡＶ女優

え？ＡＶ女優になりたいの？

うん、お母さんがね、あれは楽してお金もらえるからって、あとエッチなこと好きだしって

あなたのお母さんは・・・いや、なんでもない

先生はなんで先生になったの？

私は子供が好きだからよ

ショタコン？

どこで覚えてきたのかな？

私も先生のこと好きだよ

先生も好きよ

わーい、百合だー！

いやいやいや

なんだよ

女なのにボクって

ボクって言えば男っぽく見えるってか


逆じゃん！
ボクって言えばかわいいじゃん！！


ああああ！！

いや、つーか、アルルっているじゃん

いるんだよ


あれやばくね
なんだよ
つーかエロい

なんだあれ

あれは反則だ

レッドカードだよ

俺の顔が真っ赤に染まるよ



今ならサタン様の気持ちが分かるぜ

光が満ちる

やがて人は目覚め

また新たな一日を営む

何億と地球は回った

何億と命が生まれた

今日もどこかで戦争し
今日もどこかで泣いている


それなのに君はなにもしない

それでも人は生きていける

朝日は昇り
夕日は沈む

僕らは出会い
僕らは別れる

それが分かっていても

僕ら　また恋をする

「十人十色」

「人と違っていたっていい」

みんなそんな言葉を並べる

まるでお手本のように


そんなことを言いながら

ちゃっかり出た釘は打つ

それが人の性


人はみな
はぐれもん

それでも人は『普通』に生きる

人はみな
はぐれもん

孤独とちょっとした疑問を常に抱いている