| 詩人:ワタナー | [投票][編集] |
昨日僕らが向かったのは朝日の見える海
きれいな朝日が水平線から昇ったのを寒い中ふたり寄りそって見ていた
今日僕らが向かったのは夕日に染まる街
オレンジ色の街とオレンジ色の君
満面の笑みと長い影
ふたつの影が手を繋ぐ
明日僕らが向かうのは星の降る丘
流れ星にそっと願う
「明日もその明日もいつまでも昨日のようでありますように」と
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あなたは気付いていないけど
ちょっと髪切ってみたんだ
あなたは気付いていないけど
新しいアクセサリー着けてみたんだ
あなたは気付いていないけど
私はあなたが好きなんだ
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「せんせ〜」
「・・・」
「せんせぇ?」
「・・・」
「センセー!」
「うわっ!びっくりした〜 おどかさないでよ〜」
「ねてるなんて職務怠慢ですよ」
「だって今日はこんなにいい天気」
「雨だけどね」
「で、どうしたの?」
「せんせ、こんご にほんはどうなってしまうんでしょうか?」
「先生には分からないなぁ」
「せんせえ!この怠慢教師!めんどくさがらずこたえろ!」
「マジで分からないんですすいません てか教師じゃないし保母だし」
「じゃあ おとこのこはどうして すきでもないおんなと いちやをすごせるの?」
「それは先生にも分からないわ もう男は死んだ方がいいわね」
「せんせえ!なんで処女なの?」
「私はモテないんです」
「だよね〜」
「なんかイラッときますね」
「せんせえ!ごめんなさい!!せんせえをばかにして!!」
「確信犯だったのか」
「でもせんせえはすごいよ!だってだってせんせえだもん!!」
「ありがと、あなたもすごいですよ」
「えへへ〜せんせーでもいわれるとうれしいよ〜」
「・・・」
〈おまけ〉
「せんせ〜」
「・・・」
「せんせえ?」
「・・・」
「センセー!」
「・・・」
「・・・死んでる」
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いろいろ詩を書いていると「おもしろい」とか感想もらうけど
笑いのツボって人それぞれだよね
自分自身でもつまんねーこと書いてんなって思うことあるけど
それでも投票されたりするし
分からないなぁ
笑いって難しいなぁ
女心くらい難しいなぁ
ああ・・・
もう勝手に笑ってくれ
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もうすぐ3度目の冬
君の事は忘れられないと思っていたけど
君の顔も君の声もだんだん僕から離れてく
僕は薄情なのかな
実はね
好きな人ができたんだ
だから君とは別れなくちゃいけない
ごめんね
勝手にひとりで別れ話なんかして
でもさ
別れる時は絶対君にフられる思ってたんだ
君は望んでいるかい?
僕が新たに恋をすることを
君はもう帰って来ない
会いたい
なんで先に逝っちまったんだよ
もう君は帰って来ないのに
僕は君をやっぱり忘れられない
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「ありがとう」
そう言えば良かったのか
「ごめんな」
そう言えば良かったのか
死んだ俺には分からない
最期の言葉くらい
決めておけばよかった
あいつはいつか恋をする
俺の事を一生懸命忘れて
辛い思いをさせてしまうな
せめて
せめて
新しい恋が
新しい彼氏が
あいつを幸せにしてやってほしいな
「じゃあな」
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今目の前にふたつ通路がある
暗い通路と
もっと暗い通路
どちらも先が見えず
一体どっちが出口なのか
光を探して彷徨う
ああそこに窓があれば
間違いなく私はそこに向かうだろう
光が欲しい
ほんのわずかな道標でいい
足下を照らすほんのわずかな光でいい
通路はどこまで続くのだろう
いつか出口が見つかり
体いっぱいに光を浴びる事はできるのだろうか
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両手をこすり
白い息を吐く
「寒い」
そういうと君は乱暴に僕の手を掴み
「温めて」
まだこれからどんどん寒くなるというのに
君はもうこの調子
冬になれば抱き付かれるんじゃないだろうか
じゃあ今年は寒くなるのを祈るばかりだ