詩人:ワタナー | [投票][編集] |
紅い
ただ紅い
それは
みゃくみゃくと流れ
私のすべてを駆け巡る
おまえがいないと私は生きていけないのね
おまえがいないと私は考える事すらできないのね
おまえが愛しい
ただただ愛しい
おまえは私だから
私はただおまえが愛しい
静寂が好き
あなたとふたりきりになれる
あなたの音
あなたの動き
私の命
それで私は満たされる
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街では毎日のように出会いや別れが繰り返され
似たようなラブソングが街を包む
あのカップルはいつ別れるのだろう
仲良く手を繋ぐカップルはどれも同じに見える
そんなこと思いながらひとりで街を歩く
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たかいところがすき
ながめがいいからじゃなく
そらがちかいから
あおいそらも
あかいそらも
まっくろなそらも
うちゅうがすき
ほしがすき
こうしてみるひかりはむかしのひかり
そこはひかりすらおそいせかい
てにとどくかな
てをのばせばとどきそう
でもよくわからない
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俺は実際に戦争に行ったわけじゃないし
人を殺したこともない
自殺しようと思ったことや
どうしようもなくなったこともない
女の考えていることだって知らないし
男だって何考えてんのか分かんない時もある
だから俺が書く詩は基本的に俺の妄想
知ったかぶって作り上げたフィクションです
だからもしかしたらそれは嘘かもしれない間違いかもしれない
実際戦争に行った人にしか分からないこともある
自殺しようとした人にしか分からないこともある
女にしか分からないこともある
でも俺が思ったことは
俺しか分からないことだから
嘘かもしれない間違いかもしれないけど
温かく詠んでほしいな
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明日は中間試験だ
クラスメートは勉強勉強ベンベンキョー
俺には到底真似できない
俺は勉強はチンカスだと思う
そんな俺の事をうんちだと思う奴はいるだろう
でも勉強が嫌いなのだ
勉強するくらいならうんちしてたほうがいい
自分の興味ある事だけを勉強してはダメなのだろうか
ラプラス変換?波動方程式?なにそれ?
俺にはどれもチンカスにしか聞こえない
これらを考えた人は頭が良いのだろう
でも俺はそんなに頭良くないしそんなこと考えない
そんな文句を呟きながら机に向かう俺は
本当にうんちなのかもしれない
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よく耳にするラブソング
街は愛で溢れかえる
僕はみんなのラブソングなんか大嫌いで
独り言ばかり呟いた
人は簡単に愛を求め過ぎて
こんな薄っぺらなラブソングばかり
心を許してしまいがちのよう
僕は君のために贈るよ
君のためのラブソング
世界中の誰もが
この愛を否定しようと
僕は君のために贈るよ
ただひとつのラブソング
世界中の誰もが
君を裏切ったとしても
この歌は君の真ん中だからね
ただの独り言さ
君だけに伝えたくて
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愛は言葉なんかじゃ伝わらない
嘘だってつけるけど
でも君の声聴きたいし
なんでもいいから話をしようよ
笑いながら怒りながら
愚痴でもいいしさ
ふたりきりで話をしようよ
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君と出会うまで知らなかったこの気持ち
胸が熱くなって
鼓動は体中に響く
何を思ってもすべてが君になる
君の笑顔が浮かんでばかり
僕の命さえ
この世の理さえ
ただ君のためにあるみたい
ああ
これはきっと恋なんだ
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部屋にはたくさん詩人がいる
ただ自分の詩をひたすら書く者や
他人との交流を求める者
暇潰しだったり本気で詩を愛してる者
どいつもこいつも同じ部屋にいる
たまに言い争いになったり
1人の詩人を数人の詩人が崇拝したりする
それぞれどういう経緯でここに来たのかは知らない
それぞれどんな思いで詩を書くのか、読むのか
愛を詩にしてる者
恋を詩にしてる者
夢を詩にしてる者
人生を詩にしてる者
哲学を詩にしてる者
笑いを詩にしてる者
悲しみを詩にしてる者
なんとなくを詩にしてる者
少なくとも言えるのは
彼等は詩人の部屋にいるということ
あとは私には分からない
それこそ
あなたのことも
私には分からない
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ああやっぱりな
そう思っておまえの手を振り払う
たとえどんなに愛されても
それだけじゃ俺は生きてはいけない
おまえもやっぱり俺を縛ろうとする
そうやって世界一俺を理解してるふりはよしてくれ