詩人:ワタナー | [投票][編集] |
今日も『大人の都合』によりねじ曲げられたニュースが全国に流れる
「いや〜最近は物騒になりましたね」
ニュースキャスターが感想を口から垂れ流す
「てめぇは黙ってろ」
と言いたくなるがテレビの向こうに届くはずもなく
百回嘘を言われると真実も霞んでしまう
世の中はその程度さ
どこかに事件があれば
「視聴率は取れるのか」
どこかが事件を起こせば
「これを放送しろ
これは放送するな」
私達に選択の余地など与えず
壁一面に描かれた絵の一部を覗き観る事しか許されない
それを観て私達は
「いや〜名画ですね」
なんて言葉に惑わされる
今日も恐ろしいニュースの時間
「真実はいつもひとつ」か・・・
テレビの中の真実なんて真実なんかじゃない
『大人の都合』の真実です
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窓際に座る君は僕の天使さ
毎日グランドを眺めるふりして君を見つめる
つまらない授業だって
君を見ているといつまでも受けていたくなる
笑顔はまるで天使さ
ある日の帰り道
道端に雑誌
水着のお姉さんがほほ笑んでる
僕はお姉さんの笑顔と息子につき動かされ
雑誌をカバンにしまったんだ
ティッシュ箱を放り
ベッドの上に雑誌を広げる
僕は信じられないものを見る
なんてこった!
僕の天使が笑ってる
雑誌の中開きであの笑顔を振りまいている
あの子のヌードをこんなとこで見るなんて!
わかってる
わかってるよ
いつまでも夢を見てるわけじゃない
想像でしかなかったあの子の裸だ
僕だけの天使でいてほしかったけど
やっぱ息子は正直さ
こりゃヌくしかないでしょ!
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メロスは激怒した!
メロスの攻撃
ロドリゴは20のダメージ!
フェレイラの攻撃
メロスは15のダメージ!
メロスは怒りのボルテージが溜まっていく!
ロドリゴは祈りを捧げた!
ロドリゴの傷が塞がっていく
ロドリゴはHPを20回復
メロスは逃げ出した!
「妹の結婚式なんだ!」
逃げられない!
フェレイラの攻撃
メロスは80のダメージ!
メロスは倒れた
生徒「って話じゃなかったですっけ?『走れメロス』って」
先生「お前は太宰治をナメてないか?」
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ああアイツに相談なんてするんじゃなかった
いや愚痴ってた俺も悪いんだけどさ
結局相槌をうつだけなんだよなぁ
女の子ってそうなのかなぁ
それにアイツの相談に乗るとなんか「でも」という言葉を封印しなきゃいけないしなぁ
相槌打つだけなら物にでも相談してればいいのになぁ
結局解決してなくても満足みたいだし
話すと悩み解決するみたいだけどそんなでいいのかなぁ
ああ分からない分からない
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君が言う
「おはよう」
初めてデートした次の日も
初めてキスした次の日も
いつも笑顔で言う
その度に明日が楽しみになる
世界にはいくつも名言や格言があるけれど
君の「おはよう」ほど僕を元気にする言葉はない
変わらない退屈な日常だけど
変わらないでほしい日常なんだ
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電車でさ
僕の隣りに年寄りに席を譲らないおばさんがいたんだ
だからさ言ってやったんだ
「目の前にお年寄りがいるのにあなたは席をどうして譲らないのですか!」
そしたらおばさんが言ったんだ
「若いんだしあなたが変わればいいじゃない」
まぁ・・・正論かな
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もうすぐ君の誕生日
なにをしてあげられるのかな?
もうすぐ君の誕生日
なにがほしいのかな?
そんな単純なような複雑なような
大きいような小さいような
でも幸せな悩み
一年で一日だけのとびっきりの幸せを君にプレゼントしたいじゃない
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「はぁ・・・」
「どうしたの?生徒ちゃん」
「先生・・・気になる男の子を振り向かせるにはどうすればいいんですか?」
「あら、恋でもしてるのかな?」
「恋というか・・・どうしたらあのキャラを攻略できるのかと」
「ギャルゲかよ」
「先生!恋のことで先生に相談するなんて自殺行為だと思います」
「悔しいけど否定できないわ」
「先生は恋した事あります?」
「あるわよ〜すごい恋だったんだから」
「あっそ」
「振っておいて流すなよ」
「どんな恋だったんですか?」
「あれは私が中学生のころ・・・」
「じゃあ戦前ですね」
「あなたはいちいち人の話を挫かないでください」
「すみません」
「当時私はとっても純粋で可憐な乙女だったの」
「自分で乙女とか言う人にはじめて会いましたよ」
「私は同じクラスの木村君が好きでね。よく彼を視姦していたわ」
「純粋で可憐な乙女なのに?」
「でも先生奥手だったからなかなか声を掛けれなかったの。だからラブレターを書いて彼の下駄箱に入れたのよ」
「へぇ・・・で結果はどうなったんですか?」
「ダメだったわ。きっと新手のスパムメールと勘違いしたのね」
「当時電子メールの概念なかっただろ」
「淡い青春の1ページね」
「先生は昔からダメだったんですね」
「いや、そんなにダメかな」
「もう救いようがないですよ、このダメ人間」
「そこまで言われるとへこむわ」
「元気出してください、先生が元気出さないと私も元気なくなります」
「うんありがとう」
「・・・フラグが立ちました?」
「言ってる意味がさっぱりね」
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一番身近な家族でさえ今どこにいて何をしているのか
何を考えているのか
分かりはしない
そんな間柄でも絆というものはできてしまう
重要なのはそんな知識じゃないんだ
愛さえあればいいじゃないか
恋人だってそうだ
愛さえあればいいじゃないか
それだけで十分固い絆が
・・・うん
すいません誕生日忘れてました
はい
すいません
やっぱ大事ですよね誕生日
いやでも僕の愛は本物・・・
ええ
おっしゃる通りです
僕が間違ってました
愛だけじゃダメですよね
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ねぇ猫さん
猫さんはどうして生きてるの?
「・・・・・」
そうだよね
生きる理由なんて分からないよね
ねぇ猫さん
猫さんは恋した事ある?
「・・・・・」
私失恋しちゃったんだ
勇気出したけどダメだったよ
こんなに好きなのになぁ
あ、でも猫さんも好きだよ
ねぇ猫さん
抱いていい?
「・・・・・」
ギュー
あったかいなぁ猫さんは
ねぇ猫さん
私、つらいよ
・・・涙が止まらないよ
「・・・・・なら泣けばいい。俺ならそうする」
・・・ありがとう猫さん
「・・・・・どういたしまして」