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ワタナーの部屋


[298] たったひとつの蟻
詩人:ワタナー [投票][編集]

蟻がいる

ひとつだけ蟻がいる

足元を歩いている

踏もうと思えば踏めた

踏んでも何もない

踏んだところで損もないし得もない

ただ動かなくなるだけ

命がなくなる

蟻の命

僕はどうしても蟻に命を感じない

僕は自分にすら命を感じない

意思?感覚?

命は何?

どこにあるの?

蟻を追いかけ
命を探した

2006/06/20 (Tue)

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