足元にいる蟻から悲鳴が聞こえる無力を嘆く悲鳴俺もまた悲鳴をあげる力ではどうしようもない心の悲鳴何も求めなければ苦しみなどないだろうし求めなければ得ることはできない苦と楽とはいつも表裏一体楽を得たいがため苦悲鳴をあげた蟻はどうしても超えられない壁がある蟻では人に勝てないそのことを理解してたら悲鳴などあげずにすむのに楽を得ない苦なのだ俺は楽を得るための苦だから苦しもう苦しみ苦しみどこまでも苦しもうただ笑ってほしいそれを楽として
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