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ワタナーの部屋


[359] 希望
詩人:ワタナー [投票][得票][編集]

今夜棘の風に

体を擦り切られる


ゆるり街灯の

隅に座る子犬

じっとあたしを羨ましそうに見つめてる


lu lu lu

逃げられない罪なんだよ

あたしらに課せられたのは


背を向けたとき

罰が待っているのさ


そうさ愛なんてないのさ

あるのは憎しみだけ


与えた愛なんて

忘れ去られるものなのさ

love no mime

昨日の真実なんて

今の嘘になる


信じられる人なんて

いないほうが幸せなんだよ



今夜も風の棘が

あたしの体を擦り切ってゆく


傷だらけの体
ひきずりながら

愛のない街を一人歩く

2007/01/11 (Thu)

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