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ワタナーの部屋


[432] 夢の中の少女
詩人:ワタナー [投票][編集]

それは殺し合う夢だった

よくある夢だ

友達同士で殺し合う夢

でも

僕は彼女を知らない

彼女は僕を知っているようだった

みんなで食事をした

それは支給された食事を食べるだけだった

不思議とみな
殺し合う事を忘れ
テーブルの上で行儀良く食事をする

なぜか彼女は僕を見て笑ってる

「ちょうだい」って言ったのか言わなかったのか

僕の手は彼女の口元へ伸びていった

僕の分の食事だったけど

美味しそうに君は食べていた

その時の彼女をちゃんと記憶してる

黒髪のショートカットで目が大きく、ふっくらした頬、明るく無邪気な性格、背は小さかった、黒いタンクトップみたいな服を着ていた。


その時思ったんだ

夢なんだろうなと

こんなかわいい子が現実にいるわけないと

そう思うと目が覚めた

2007/03/02 (Fri)

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