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ワタナーの部屋


[437] ぬいぐるみ
詩人:ワタナー [投票][編集]

はじめてのプレゼント

それはお揃いのぬいぐるみだった

寂しい時はそれを僕だと思って抱き締めてって
あなたは言った

ふわふわのぬいぐるみにはあなたの香り

あたしはそのぬいぐるみが好きだった

毎晩一緒に寝たし
毎朝あなたが隣りにいる気がして


でもあなたは消えてしまった

分かっていた
分かっていたんだ

いつまでも永遠に一緒にはいられないって

分かっているのに

あたしは毎晩ぬいぐるみを抱き締める

あなたの残り香

いつまでも一緒にいたかったな…

2007/03/05 (Mon)

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