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ワタナーの部屋


[493] 捨て猫
詩人:ワタナー [投票][編集]

荒野のような街の片隅
うずくまる私に
触れたのは温かい心と肌

光が痛い
差し伸べたのはぬくもり

音もなく光もない世界
あなたの肌の温かさだけが真実だった

顔は覚えてないの
名前すらも分からない
ただあのぬくもりが残る
夢だったのかな
夢でもいいや
またあなたに会いたい

また抱き締めて
捨て猫のような私に
またぬくもりを教えて

2007/04/17 (Tue)

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