コンクリートの大地を踏み締める鉄の匂いが故郷で電車の揺籠で眠ってた季節などないこの国にこの先春は来るのだろうかぼんやりと浮かぶ雲狭い空を自由に遊ぶ地上は僕の故郷だけど空を飛べたら喜んで足を捨てよう高い壁ばかりの故郷はなんだか牢獄のようでいつまでも浮かぶ雲に憧れを抱いていたんだ
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