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菊の部屋


[2] WAY OUT
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致命的ダメージに取り乱した自覚と
ピントがずれた目で空白を泳いでる
過酷な重圧に余裕は潰された
固まった頭は言葉も吐き出せず終い

もろくなった段差を見事に踏み外す
振り払われる様に逃げ場は消え失せる
行き詰まったその先も分厚い壁はあり
不安定な足下に鼻先さえ読み切れない

傷つくのは慣れたはずさ
途切れる訳でもない続いていくだけ
立ち止まっても流れてくよ
取り残された後は…

疲労感に耐えきれず手放す瞬間に
妥協から繰り出される盲点を突く視野
軽くひねった安易さで答えが浮かび出す
固く縛った結び目も案外緩いもの

傷つくのは慣れてるから
多少の恐怖感もそんなに重くない
向かい風にはばまれても
解決の糸口はそこに…

目隠しの迷路で壁際を手探り
宛てなくさまよっても出口はあるもの

2005/08/07 (Sun)

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