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樹厘の部屋


[18] 愛が繋がれば
詩人:樹厘 [投票][編集]

眩し過ぎるから 僕は目を閉じた 君から目を逸らしていた


いつも優し過ぎるから 僕は悩みを抱えた 君と釣り合えないねと

どうしても一歩踏み込めなくて
君の優しさしかない恋に見えたから 叩いた君を恨むことはない

触れたら火傷する ヘタな理由付けて さよならも言いそびれたよ
これでいいんだよ 君のためなんだ バカな僕が残ればいい


少し冷静になって 顔を洗ったりすると 部屋に残る優しさが

日常にこんなにも君がいた
理由なんかいらないな 僕は駆け出した
扉の向こうの君は泣いていた

君が泣いたこと 僕にできること 今はとにかく抱きしめる
もう迷わない もう離さない 愛しさが溢れてくる

抱き返して くれた君のこと
僕は見つめ続けたい

2008/01/23 (Wed)

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