詩人:阿紀奈 | [投票][編集] |
夜。
暗闇の中。
その中に私は佇む。
夜風が私の頬を撫でて駆け抜けていく。
それが気持ち良くて、私は静かに目を閉じる。
そして、風の声に耳を傾ける。
そうすれば風の唄が聞こえて来るはず。
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『もし自分の命が後、24時間だったら?』
その時の事を私は想像した。
『………』
知らずに涙が頬を滑り落ちる。
止めどもなく流れ落ちる。
悲しんでくれる人達が要る。
悲しませたくない人達が要る。
サヨナラしたくない人達が要る。
堪えきれない想いが…感情が胸に溢れ涙に変わる。
誰しも永遠に生きられやしない。
産まれて直ぐに逝ってしまう命。
百まで生きる命。
それは様々だけど、大切にしたい…
大切にしないといけない…
大切にするべき…それが命。
言い方は違えど、何処の国にも昔から言われ続けている言葉が有る。
『命は宝』
詩人:阿紀奈 | [投票][編集] |
貴方の優しさが嬉しかった。
繋いだ手から伝わって来た、貴方の温もりが温かかった。
泣きたかった時に掛けられた貴方の声が胸に染みた。
一緒に笑いあった貴方の声が忘れられなかった。
どれも昔。
過去の事。
でも、どれも忘れられない事。
私の中の
貴方との記憶。
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僕の、この伸ばした腕が君に届くだろうか?
この腕に君を抱きしめたい。
この腕で君の温もりを確かめたい。
この腕が君の安らぎに成れば良い。
だから僕は君を抱きしめる。
詩人:阿紀奈 | [投票][編集] |
君は急に降り出した
『通り雨』
青空が覗いているのに…
でもすぐに君は止んだ。
ただの『通り雨』だったから。
後には
地上には残った
君の足跡
と
空には、七色の綺麗な虹の掛橋
詩人:阿紀奈 | [投票][編集] |
君が寂しい時、傍で君を慰めてあげたい。
君が嬉しい時、一緒に隣で笑い合いたい。
いつも君の隣に、並んで立っていたい。
それは何時も、何時でも、何時までも変わらないと思う。
僕の元気は君の存在事態だから…。
だから、もし君が僕の前からいなくなったら、僕は生きては行けなくなるかもしれない。
それほど君の存在が僕の中で大きなモノになってしまったんだ。
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今まで俺は、
『永遠』
はあるんだって信じていた。
でも『永遠』なんて無いんだって…気が付いた。
いつか終わりはやってくる。
『始まり』が有るから『終わり』も有る。
この二つは切ろうと思っても、切れない背中合わせのモノ。
だから『終わり』が来れば、何かが『始まる』。
詩人:阿紀奈 | [投票][編集] |
これが貴方に吐く最初で最後の嘘。
貴方は信じるかしら?
急いで私のモトに飛んで来てくれるかしら?
嘘だって知ったら…怒られるかな?
でも、貴方の本心が知りたいの。
私が貴方に愛されているという、事実が知りたいの。
そうしないと、私自身に自信が持てないから…。
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悔しくて…
悔しくて…
凄く悔しくて…。
空を見上げた。
涙が零れそうだったから…
そしたら雲一つ無い空に満天の星がキラキラ輝いていた。
まるで私を慰めてくれている気がして、堪えていたのに…頑張って堪えていたのに…
ポツリとひとすじ頬を伝い落ちた。
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…たった一言…
言いたくて…
面と向かって言うには、私には勇気が無くて…
貴方と繋がっている受話器を一端握り返した私は、一つ深呼吸をして…カスレそうな声で
『スキだよ』
と勇気を出して呟いた。
貴方は少し経ってから、ちょっと笑いながら答えてくれた。
『知ってる。
俺もお前がスキだから』
テレた二人の笑い声。
これが私と貴方の記念日一日目。