窓の外。地上へと降り仕切る君達。朝からずっと眺めている。時間は経っているはずなのに…何も感じない。何も考えられない。真っ黒な空から君達が降りて来る時はいつもこんな感じだ。何もする気になれず、ただ、ボーっと1日を送るだけ。時々アクビをしながら、窓を伝い落ちる君達を眺めている。
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