君は夏になるといつも綺麗に空を仰いでいる。一輪でも綺麗だけど、沢山集まると誰もが思わず息を飲むほどだ。君はいつも太陽を見ている。それは太陽に憧れているのか?黄色いその花びらは、あの太陽を真似ているのか?いくら真似ても、君は花。それ以外にはなれやしない。君は君。他の何にでも無い。同じ様に、誰も君にはなれやしない。君は君なんだよ。君は綺麗で美しい大輪の黄色い、『向日葵』
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