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阿紀奈の部屋


[56] ふれたい...
詩人:阿紀奈 [投票][編集]

僕は、大きくも小さくもない自分の両手を空にかざしてみた。

小さい頃もよくそうやってみたりしたっけ...

なんだか掴めそうな気が…
掴める気がしたんだ。

あの流れる雲を…
  虹を…
  星を…
  月を…
そして空を…

もう大人に成ったから解っている。どんなに一生懸命にその腕を伸ばしても、それが無理な事だって。

でも、癖…なのかな?
また伸ばしてる。

そして僕は苦笑して、いつものように、手を引っ込めるんだ。

2004/02/04 (Wed)

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